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善きことをした小学生・中学生達
世のため、人のために立派な行いをしている小学生・中学生達を紹介します。
子供達の活躍を、ぜひご覧ください。
「うとうくんクッキー」で地域の魅力PR 抜き型作り、地域の菓子店が商品化
長野県 塩尻市辰野町中学校組合立両小野中学校 うとうくんクッキーチームのみなさん
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2017年、長野県塩尻市と辰野町の両小野地区をPRするキャラクターが誕生した。名前は「うとうくん」。考案したのは、塩尻市辰野町中学校組合立両小野中学校の生徒で、同地区の民話に登場する海鳥「善知鳥(うとう)」をモデルにしている。
これまでLINEスタンプやInstagramなどで広く告知する他、地域の祭りやイベント、赤い羽根募金活動など様々な場で両小野のPR活動を展開。2024年度は5人の生徒が、「うとうくん」の顔をデザインした菓子用の抜き型を考案した。地域の課題解決に取り組むアントレプレナー学習の一環で、5人は食を通して地域の魅力を広める「うとうくんクッキーチーム」を構成。学校で栽培したさつまいもを使ったクッキー作りを計画した。抜き型は昨年秋、業者にオーダーメードで作ってもらい、自分たちでクッキーを試作。学習発表会で試食した住民や保護者から好評を得たことから、同年12月、5人は両小野地区の菓子店に商品化を依頼。「食を通じて地域を盛り上げたい」という生徒の願いに応えたいと塩尻市、辰野町、小野地区の4店舗が快諾した。
各店とも生徒が提供した抜き型を使用し、クッキーの素材や味は4店舗それぞれに委ねた。
塩尻市の洋菓子店は、塩尻市の特産品青大豆の「あやみどり」を使った「あやみどり黒ゴマ味」と「塩キャラメル味」を、小野地区の菓子店はかつて養蚕で栄えた小野をイメージした「桑茶&プレーン」と「キャロブ&プレーン」など、各店こだわりの「うとうくんクッキー」を商品化。
2025年3月に発売され、地域の話題に。「商品化は学習の集大成」と語る5人は、「クッキーを通して、町内外の人に両小野やうとうを知ってもらえるとうれしい」と話していた。
(2025年5月掲載)
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