
善きことをした小学生・中学生達
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「希望を、まわせ」 地元の魅力詰めたガチャ 売り上げを市の復興へ寄付
石川県 珠洲市立大谷小中学校 5人の児童・生徒のみなさん
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石川県の珠洲市立大谷小中学校は、2024年1月の能登半島地震により、児童生徒数が5人になった。多くの支援を受けた子供たちは、今度は私たちにできることをと、「5人でもできる5人だからこそできる=少数盛栄」を合言葉に、地元大谷町と珠洲市の復興に役立とうと、5月「大谷ガチャプロジェクト」を立ち上げた。
カプセルにシーグラスや貝殻のアクセサリー、伝統の「揚げ浜式」製塩で作られた塩などを詰めて販売し、売上金を市に寄付することにした。
同年夏、市の親子議会で「大谷ガチャプロジェクト」について発表。市長から「とてもいいアイデア。市の道の駅すずなりで販売しては」との答弁を得た。
10月13日、道の駅すずなりに、ポップに「希望を、まわせ」の言葉を入れた「大谷ガチャ」を初設置。子供たちは、市の観光交流課提供の法被を着て、買い物客に声をかけると「ニュースで知った」という人などが次々と購入。用意した約70個を完売した。
金沢工業大学の学園祭や、9年生の修学旅行先の東京日本橋南郵便局では100個を完売。その際、匿名の女性から300万円の寄付を受けた。
翌2025年1月には、宮城県気仙沼市の「道の駅大谷(おおや)海岸」に設置。子供たちの思いに賛同した地元の人々が希望のガチャを回した。
4月17日、市庁舎を訪れた子供たちから「復興に役立てて」と、売上金23万6500円と寄付金300万円を手渡された市長は「大谷町をはじめ市全体が元気づけられる」と感謝した。
地域の方々や多くの方々の指導や支援があってここまで来られたと話す子供たち。2025年度はステッカーやキーホルダーなどを入れた「第2弾大谷ガチャ」を新開発。今後も市の復興に貢献していく考えだ。
(2025年5月掲載)
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