鳥取県 米子市立福生(ふくいけ)中学校 | 大人も防災知識の更新を 自主防災の意識磨くカードゲーム考案 | 善きことをした小・中学生達 - 日本の学校

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大人も防災知識の更新を 自主防災の意識磨くカードゲーム考案

鳥取県 米子市立福生(ふくいけ)中学校 「ソタクリエイト」のみなさん

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米子市立福生中学校の4人の3年生が、世代を問わず防災知識を身につけられるカードゲームを考案した。きっかけは2年次の総合的な学習の時間で「防災避難シミュレーションゲーム」をした中で、子どもは防災教育を受ける機会は多いが、日々忙しい大人たちは新たな防災知識を得ることが難しいのではないか。その解決策として、ゲームならいつでも楽しく防災について学べるのではと、と考えたことから。

4人はチーム「ソタクリエイト」を立ち上げ、試行錯誤の末に開発したカードゲーム「SHYG(シャイグ)」は、巨大地震など起きた災害に対して、プレーヤーがさまざまなシナリオを体験しながら適切な行動を選ぶことで、避難場所と食料が確保できる。ゲームはターン制で、毎回異なる展開を楽しむことで防災知識を深めることができるという。

4人は、2024年夏、「SHYG」を通じて防災教育の輪を広げたいと製品化を考え、その資金を得るためクラウドファンディング(CF)を実施。100人を超える支援者から、目標の50万円を上回る61万5千円が寄せられた。これに鳥取県の補助金を活用し、同年11月に50セットを製造することができた。

2025年1月、生徒たちは鳥取大学に招かれ「SHYG」の体験会を開催。参加者から「非常に考えられている」「現実でもありそうなハプニングも起きて、ゲーム性も高く楽しかった」と高く評価された。

生徒たちは50セットのうち、希望する米子市内の小中学校へ配布し、米子市にも寄贈。1月末からは一般販売を開始し、全国各地から注文が来たという。4人は「このゲームが防災を考える入り口になったらうれしい」と話していた。
(2025年2月掲載)

鳥取県 米子市立福生(ふくいけ)中学校 「ソタクリエイト」のみなさん2 鳥取県 米子市立福生(ふくいけ)中学校 「ソタクリエイト」のみなさん3 鳥取県 米子市立福生(ふくいけ)中学校 「ソタクリエイト」のみなさん4 鳥取県 米子市立福生(ふくいけ)中学校 「ソタクリエイト」のみなさん5 鳥取県 米子市立福生(ふくいけ)中学校 「ソタクリエイト」のみなさん6 鳥取県 米子市立福生(ふくいけ)中学校 「ソタクリエイト」のみなさん7 鳥取県 米子市立福生(ふくいけ)中学校 「ソタクリエイト」のみなさん8

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