
善きことをした高校生達
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非常食をいつもごはんに レシピ考案、大賞・準大賞受賞
宮城県 多賀城高校 災害科学科の1年生
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2022年から始まった『非常食アレンジレシピコンテスト』。山形市の日用雑貨・防災用品卸の企業が主催する「防災」と「非常食」に興味を持つ学生を対象にしたコンテストで、スープトマトを使う部門と、ドライカレーを使う部門の2部門あり、長期保存食ないし備蓄食材のいずれかと組み合わせることがレシピ作成の条件となっている。
3回目となる2024年は、「非常食をいつもの食事に溶け込ませよう」をテーマに開催され、宮城県多賀城高等学校からは災害科学科の1年生2人が参加。ほとんどの学校がチームでの参加だったが、2人は個々にレシピを考案して大会に挑んだ。
1次審査を通過した10のアレンジレシピが10月の決勝大会に進み、同校の2人が大賞と準大賞に選ばれた。
大賞受賞の生徒が作成したのは、炒めたタマネギ、ジャガイモ、鶏肉などにトマトソースを加えて煮込み、牛乳で浸した乾パンとチーズをのせて焼いた「非常食を使ったグラタン」。賞味期限が切れる前の非常食を食べて補充するローリングストックの利点を生かして、今大会のテーマ、普段の食事としても美味しく食べることができるレシピを考えたという。そして、今回の経験や災害科学科での学びを生かして、将来は沢山の人の健康に寄与していきたいと意欲を見せる。
準大賞の「トマトスープを使った蒸しパン」を考案した生徒は、初めは緊張したが、プレゼンではレシピに込めた防災への意識など自分の思いをしっかり発表できた。「美味しい」と言ってもらえたことがすごく嬉しかったと話し、この経験をこれからに活かしていきたいと決意を述べていた。
(写真提供:非常食アレンジレシピコンテスト事務局)
(2024年12月掲載)
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