
善きことをした高校生達
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規格外のリンゴでスムージーを作ろう 地域で体験会も実施
岩手県 水沢農業高校 農業科学科3年生のみなさん
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岩手県奥州市の県立水沢農業高校の生徒が、2025年10月22日、市内の特別養護老人ホームを訪れ、規格外のリンゴを使ったスムージー作り体験会を開催した。
実施したのは、農業科学科果樹専門分会の6人の3年生。規格外リンゴのスムージーを作ろうと考えたきっかけは、味は変わらないのに、出荷できず廃棄してしまうのは「もったいない」との思いから。同校の農園で収穫するリンゴのうち約3分の1が規格外という。生徒たちは昨年度の課題研究の授業で、捨てられるリンゴの活用法の検討を進め、子どもからお年寄りまで、世代を超えて楽しんでもらえるスムージーに行き着いた。
体験会を開いた特別養護老人ホームとは、5月から交流を始め、この時は利用者を同校果樹園に招待し、摘花や摘果などを体験してもらった。
今回は生徒たちがホームを訪問。初めに、手作りの紙芝居でリンゴスムージー作り体験に至った経緯を、お年寄りにも聞き取りやすい語りで紹介した。
続いてスムージー作り。生徒が考案したスムージーは、同校で生産するリンゴジュースと規格外リンゴに、牛乳、少量のバナナなどを使用。利用者からは「リンゴの風味もしっかり味わえて、おいしかった」と好評で、「孫やひ孫のような高校生たちと交流できて嬉しい」との声も。
6人は「笑顔をもらえて最高の気分だった」「どうすれば効率よくスムージーを作れるか、話し合って改善した」という。指導する教諭は「体験回を重ねるごとに、生徒たちは学び、改善している。大人や子どもとの会話も上達している」とその成長を喜んでいた。
(2025年11月掲載)
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