建築学部 建築学科
建築のあり方を変える新たな技術を生み出す
建築学科の特長
- カリキュラム
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■1~2年次:学部共通カリキュラムで建築学の基礎を学ぶ
建築学は諸学の融合。1・2年次は3学科共通で建築学の多様性を学びます。またコミュニケーションのツールとしての図面の描き方など、共通の基本スキルを修得。さらに2年次までに、一級建築士の受験資格取得に必要な科目の大半を履修します。
■3年次:災害に強く、使い続けられる建築の技術・手法を学ぶ
人口減少、高齢社会、環境負荷軽減などの社会的課題を背景に、これまでの大量生産・大量消費時代は終わり、建築においても、長く使い続け、材料を資源として循環させることが重要となります。時代に合った生活環境を実現するための高度な要素技術を学びます。
■4年次:新しい建築のあり方を探究し卒業論文または制作をまとめる
卒業研究では各自が選んだ研究テーマについて考察し、卒業論文にまとめ上げます。外部の研究所や企業と密に連携したり、八王子キャンパスの充実した実験設備を活用することも可能です。
■高度できめ細かなテーマで学べる教育分野
<建築計画分野>
生活の場である建築を設計するために、都市のスケールからインテリア空間まで、多様な専門性を統合。幅広い視野から建築を総合的に計画するための理論を学びます。
<建築構造分野>
起こりうる自然災害に対して人が安心してくらせる丈夫で安全な建物のしくみを考える分野。建物の骨格の配置や大きさを数学や物理学を使い計算によって求めていきます。
<建築生産分野>
建築材料や建築施工、建築構法を中心とする、建築の「ものづくり」に直接関係する分野です。建築を長寿命にする技術、地球環境に配慮する素材などをテーマに取り組みます。
<建築設備分野>
建物内で営まれる行為に適した物理的な環境の実現のため、空調設備、熱源設備、自動制御や電気設備、給排水衛生設備といった必要な機能を建築デザインに美しく組み入れる方法を考えます。もっと見る
- 独自の学習システム
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■日本初の建築学部で、12分野を横断し専門性を高める
1・2年次は3学科共通で幅広い知識を身につけ、3・4年次に12分野の一つに軸足を置きながら他分野も横断的に学び、専門性を高めていきます。有機的につながる多様な領域を理解したうえで、自分の専門を持つことが、将来の仕事の強みになります。
■世界的に活躍する教員陣のもと実践的なテーマに取り組む
住宅や公共建築、商業施設やまちづくりなど、日本国内はもとより世界的に活躍する教員から、豊富な実例を背景に最新情報を学べます。企業や自治体との共同プロジェクトも盛んに行われており、まさに今起きている課題に実践的に取り組める環境です。もっと見る
- 施設・設備
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■都市減災研究センター
地上5階建ての施設の中は、吹き抜け構造。吹き抜けの部分に実際に建築物を建て、免震や耐震、建物の構造の実験を行うことができます。ここでは、建築物・機器等の地震防災新技術の応用研究や建築の長寿命化技術の実用化に関する研究など、地震防災に関する研究を中心に、他にも環境共生といった見地から建築評価するシステムの構築を行っています。産学共同により研究を推進できる新しい技術開発を目的とした研究棟です。
■製図室・設計室
建築を学ぶ上で必ず必要とされる実習・制作を行うスペースが製図室・設計室。
工学院大学では、一度に大人数を収容できる製図室と設計室を備えています。もっと見る
- 留学制度
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■グローバルな視野を広げる本学独自のハイブリッド留学(R)プログラム
言葉の壁にためらわず海外体験ができるように、専門科目の授業を日本語で行い、ホームステイや日常生活で語学力を磨くという日本初の留学プログラム。3年次後期をイギリス・カンタベリーで過ごします。イギリスを中心に世界有数の建築物を見学したり、海外の学生との交流によって国際感覚を磨きます。もっと見る
- 資格について
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■一級建築士(国)合格者数は全国トップクラス
合格率1割という難関の一級建築士試験ですが、2024年度は61名が合格し、全国の大学で6位となりました。もっと見る

建築学科の概要

- 修業年数 4年
- 募集共学
- 学費173万1160円 [初年度納入金]
※2026年4月入学者対象のものです。
学べる学問
- ・建築学
- ・建築工学
- ・住居学
- ・環境工学
- ・材料工学
目指せる職業
- ・建築士
- ・建築施工管理技士
- ・建築設備士
- ・木造建築士
- ・インテリアプランナー
- ・中学校教諭
- ・高等学校教諭
- ・学芸員
資格
- ・一級建築士
- ・建築施工管理技士
- ・建築設備士
- ・土木施工管理技士
- ・管工事施工管理技士
- ・インテリアプランナー
- ・中学校教諭免許状
■所定の科目を修得した上で必要年数の実務経験を経て受験資格を取得
一級建築士
■所定の科目を修得し卒業することで、受験資格を取得
二級建築士、木造建築士
■卒業後または、卒業後必要年数の実務経験を経て交付または受験資格を取得
インテリアプランナー、施工管理技士、建築設備士、設備士(空気調和・衛生工学会)、商業施設士(補)
■所定科目修得で取得
中学校教諭1種免許(数学)、高等学校教諭1種免許(数学・工業)、学芸員